History

創業当時の本社外観
創業当時の本社外観
(現住所に同じ)


現在の本社外観
現在の本社外観

株式会社宇都宮電機製作所は、大正13年1月26日に操業した宇都宮顕三個人による宇都宮電機営業所の経営の権利一切を継承して、昭和11年3月26日に株式会社に組織変更し、創立したものであります。


創立者宇都宮顕三は、東京高等工業高校(現東京工業大学)を卒業後、芝浦製作所に入社、配電盤設計に従事し、電気保安器に関する研究に専念しましたが、その後独立、爾来「ヒューズ」の重要性に着目し、多数の実用新案を取得、加えて遮断容量増大を目的とした「消弧フィルム」による遮断方式を考案して、特許を得ました。


これは消弧フィルムと硬質ガラス外筒を組合わせ、従来の不透明外筒ヒューズを内部点検の容易な透明構造に改め、加えて、湿度による絶縁低下を防ぎ、これに特許10件、実用新案10数件を付加し「セロライトヒューズ」の登録商標の下に商品化したものであります。更にこの消弧フィルムによる遮断方式で、高圧・特別高圧用ヒューズを開発し、当時の米国製ヒューズを凌駕する性能が検証され米国特許を取得し、革新的なものとして高く評価されました。


昭和20年以降、船舶用ヒューズを開発し、日本海事協会、ロイド船級協会、フランス・ビューローベリタス、米国船級協会、ドイツ・ジャーマニッシエルロイドおよび韓国船級などの認定を逐次取得し、これと平行して防衛省の認定を取得しました。

弊社の船舶用ヒューズはイージス艦を始めとする護衛艦、潜水艦ほかの艦艇、海上保安庁の巡視艇また広く国の内外の大型タンカー、バルクキャリアー、コンテナー船などの外航船、内航船に使用されてきました。更にその技術の応用品は、12,000メートルの深海探査艇などの特殊な用途にも使用されております。


近年、環境対策としてのCO2削減に伴う電機機器の省エネ化、水道水の汚染物質の除去及び社会インフラ整備としての送電線の地中化並びに鉄道車両の改良化等により、更に高性能並びに信頼性の高いヒューズが要求されております。

これに呼応して、弊社は高・低圧受配電盤用、エレベータ用、電力用、船舶用ヒューズ等の品質向上及び維持に努めると共に、電鉄・車両用及びオゾン発生器用等の高性能の特性を要求される特殊用途のヒューズの開発に努めて参りました。

消弧フィルムの開発に始まり、77年の歴史を持つ当社は、一貫した高・低圧ヒューズの専門メーカーとして、標準品は勿論、特注によるユーザーご希望の特性に添う製品を開発し、常に新製品の研究に専念努力し、先端技術に対応しております。